電気工事では図面作成や実際の工事以外にも、見積書を作成するという仕事内容があります。
この見積書作成に当たる作業が大変かつ、時間がかかる……
と頭を悩ませている会社も多いと耳にするため、今回は時短に見積書作成ができる方法を説明していきたいと思います。
電気工事では図面作成や実際の工事以外にも、見積書を作成するという仕事内容があります。
この見積書作成に当たる作業が大変かつ、時間がかかる……
と頭を悩ませている会社も多いと耳にするため、今回は時短に見積書作成ができる方法を説明していきたいと思います。
材料費とは材料単価に見積数をかけたものになります。
式で表すと
材料費=見積数×材料単価
このような形で算出することができます。
材料費を求めるために必要な材料単価とは、照明器具・分電盤・電線・ケーブルなどの材料の価格のことで、これらの金額の算出方法は「建設物価による価格の参照」と、「仕入れ業者の見積による算出」の2種類があります。
電線やケーブルなどは価格変動があるため、その都度価格を確認することが大切です。
労務費とは人件費のことで、労務単価と工数の総計をかけたものになります。
式で表すと
労務費=労務単価×工数の総数
このような形で算出することができます。
【労務単価】
労務単価とは、国土交通省が毎年定期的に労働者に対する賃金の支払い実態を調査し、公表したものになります。
民間工事の場合は諸条件において変わるため、自社の労務単価を把握する必要があります。
【工数】
工数とは歩掛と見積もり数をかけたもので、人工で表されます。
式で表すと
工数=見積数×人工
このような形で算出することができます。
【歩掛】
歩掛とは工事に要する作業時間や手間のことです。
詳しい解説は【こちら】から。
経費とは材料費、労務費以外の原価要素のことを言い、例えば諸経費や雑材消耗品がここに含められます。
これらの一般的な相場はだいたい5~10%になります。
材料費に注目して、簡単に見積書を作成する方法をご紹介していきたいと思います!!
拾い集計とは、JS楽打で使える便利な機能のひとつで、作画した電気シンボルや配線をクリックひとつで自動集計することができます。
また、集計した材料をそのまま「見積書作成画面」に転送することが可能なため、見積書や請求書、材料集計表などの各種書類をあっという間に作成することができます。
STEP
01設計図、数量表、筆記用具、三角スケール(さんすけ)を用意します。
STEP
02三角スケールなどを使用し、計図などから工事に必要な部材などの数量を計測します。
STEP
03計測した数量を材料単価とかけて、材料費を算出します。
STEP
04紙図面からの拾い出しは、
・拾い漏れや重複などミスが起こる可能性がある
・作業時間が膨大になる
・できる人が限られるため、特定の人に負担がかかる
などのデメリットがあります。
「拾い集計」コマンドをクリックすると、自動で図面上の材料が集計されます。
拾い集計の機能は、線色・線幅、項目ごと(コンセントやスイッチなどの部品)ごとに絞って拾い出しすることも可能です。
拾い集計が完了したデータは、見積書作成画面に転送できます。
そのためこのソフト一つあれば、図面・見積り・請求書・納品書すべての作成を簡単に作成することができます。
CADが苦手な人にも・得意な人にも
図面を極力マウスのみの操作で描くことができるシステムで、パソコンが苦手な方にも安心してお使いいただけます。
CAD初心者の方にもわかりやすいメニューボタンや操作性を備えた半面、JWに慣れた方にも満足いただける専用機能も充実しており、どなたにとっても使いやすい製品となっています。
図面と見積りの連動ソフトだからできる
図面の作成やデータ編集も簡単操作