工事にかかる費用などを計算するときに大切になってくるのが「積算」と「見積」です。この二つの言葉は似ているため違いがわからなかったり、なんとなく知っている状態の人も多いと思います。
そこで今回は非常にわかりにくい二つの違いを分かりやすく解説したいと思います。
工事にかかる費用などを計算するときに大切になってくるのが「積算」と「見積」です。この二つの言葉は似ているため違いがわからなかったり、なんとなく知っている状態の人も多いと思います。
そこで今回は非常にわかりにくい二つの違いを分かりやすく解説したいと思います。
積算とは工事に必要となる費用をすべて計算して算出するということを意味します。一般的に工事を行うときには、基礎工事費用、電気配線引き込み費用など様々な費用が発生します。これらを積み上げ式に加算していき、工事全体にかかる費用を算出します。
工事業における見積は、積算された金額に対して利益を乗せるということを意味します。積算はあくまで工事に必要な費用のみ算出したものなので、そこに自社に必要な利益分を上乗せする必要があります。私たちが住宅などを購入するときに提示してもらうものが、見積書です。
積算と見積は、金額を算出するという意味ではお互い似ていますが、実施する場面は異なります。積算は費用を事前に算出するものであるため、見積の前に行います。一方見積は、積算後に請求する最終的な金額を算出する際に行います。
つまり、積算と見積りは同時に行うものではなく、積算を行った後に見積りを行い、その後に見積書を作成するという順番になります。