【申請】
申請は、工事をする前の段階のことです。申請で提出する図面は、いわば工事のための計画表ともいえます。
どのように工事をしていくのかを図面で表して提出し、承認されたら工事を行うことができます。
下水道
縦断図の作成時間を短縮する方法下水道工事で必要な図面は平面図だけではありません。各市町村によって異なりますが、縦断図や立面図が必要な場合があります。
今回の記事では「縦断図」のかき方を簡単に分かりやすく解説していきます。
【竣工】
竣工は、工事が完了することをいいます。
最終的に工事をどのように行ったのかを表すのが竣工図になります。
竣工図は実際に行った工事を忠実にかくので、申請図で書いた内容と異なっていても問題ありません。
STEP
01工務店、住宅会社、ハウスメーカーなどから見積の依頼がきます。
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02現地で調査を行い見積を作成します。
工事が受注されたら、ここから申請業務に入ります。
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03STEP
04STEP
05審査が終了し承認されたことを確認してから工事にかかります。
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06工事開始となります。
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07工事が終わったら、竣工届けの作成、申請時に描いた図面の手直しも行います。
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08竣工届けを提出します。
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09現場調査を行い、工事が適正に実施されたかを確認します。
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10これで工事完了です。
平面図とは、予定している配管の形状を間取り図のように真上から見た形で図に起こしたものです。
配管がどのように位置するかを一目で確認することができ汎用性が高いため、多くの工事において利用されています。
縦断図とは、建物を垂直に切断したときに水平に横から見た図面になります。
配管の高さや位置、水が流れるかなどを確認するための非常に重要な図面になります。
また、水道管以外の配管も埋まっている可能性があるため、それらに干渉しないような図面を作成する必要があります。
まずは図面をいちから作図する、もしくは貰ってきた図面を取りこむ作業からはじめます。
線はクリックしていくだけで簡単にひくことができます。
図面を取り込む場合も、簡単に綺麗に取り込むことができます。
間取りの作図については【こちらから】ご覧ください。
建築図に沿って記号を配置していきます。
記号はワンクリックで置くことができるので、CAD初心者の方でも簡単に図面を作図することができます。
記号や配管色は各市町村の指針に沿って用意されているので、自分で作成や設定する必要がございません。
配管のメイン管・枝管などはコマンドから選択することができます。
角度を補正してくれる機能もあるのでまっすぐに配管をひくことができます。
管名称や口径、管延長、桝深は各市町村の指針に対応した形式で自動表示されます。
桝のコマンドから種類を選択して配管の上をクリックしていくだけなので、あっという間に桝を設置することができます。
配管や桝の交差箇所は自動で陰線処理を行ってくれます。
【勾配の計算】
勾配の単位は主に%(パーセント)や1/100などで表します。申請くんfでは"%"で表記しています。
必要な勾配は配管の径によって異なりますが、基本的には2%が多いようです。
2%の勾配がどれくらいかというと、1m(100cm)進んで2cm下がる、というような感じになります。ちなみに1%は1/100なので、2%は1/50と同じ意味です。
調整ができたら、あとはボタンをクリックするだけで平面図から縦断図に自動で作成されます。
表記される文字の重なりも自動で回避してくれます。
汚水経路、雨水経路、または路線ごとに縦断図を作成することも可能です。
各市町村に合わせ、さまざまなタイプの縦断図に対応しています。
申請図面だけでなく竣工に必要な図面も作成することができます。
竣工の縦断図では、それぞれの桝深、管の長さなどで勾配を決めていきます。
桝深には実際に現場で埋めた数値を入力していきます。
あとは「自動計算」から自動で勾配を計算してくれるので、竣工に必要な図面もあっという間に作成できます。
【竣工】
勾配計算…竣工図にて入力された地盤高・桝深・落差より勾配を自動計算します。
地盤高計算…竣工図にて入力された管勾配・桝深・落差より地盤高を自動計算します。
【申請】
・桝深計算…中間桝の桝深計算します。
・最終勾配計算…接続桝の一つ前の桝の落差から最終の管の勾配を自動計算します。
・平均勾配計算…基点桝から接続桝への桝深から管の平均勾配を路線ごとに自動計算します。