流量計の種類とは?
それぞれの特徴や原理について解説
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はじめに

流量計とは、液体や気体の流量を測定するための機器のことを指します。

測定原理によって多くの種類がありますが、測定する物質や設置場所によって、適した機器を選択することが重要です。

 

今回は、流量計の種類について詳しく解説していきますので、是非最後までご覧ください。

流量計

流量計とは?

流量計とは、液体や気体、蒸気が流れる流量を測定する機器のことをいいます。

 

流量計には測定する物質や原理によって様々な種類があります。

測定の目的

不良品の流出防止や、危険の回避するなど、安全を確保する目的があります。

また、コスト削減や品質管理などの目的もあります。

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流量計の種類

  • STEP

    01

    容量式流量計

  • STEP

    02

    超音波式流量計

  • STEP

    03

    電磁式流量計

  • STEP

    04

    コリオリ式流量計

  • STEP

    05

    熱式流量計

  • STEP

    06

    カルマン渦式流量計

  • STEP

    07

    羽根車式流量計

  • STEP

    08

    浮き子式流量計

【容積式流量計】

容積式流量計は、内部に設けられる2つの歯車の回転数によって流量を計測します。

 

電源が必要なく、積算流量を直接測定することができます。流体のエネルギーを動力としているため、少ないエネルギーだけで測定することができます。

 

【超音波式流量計】

物質を透過して伝播するという超音波の特性を利用した流量計です。

 

超音波式流量計には、伝播時間差式と、反射波の周波数変化から流速を計測する方式があります。

【電磁式流量計】

電磁式流量計は、電磁誘導による起電力を利用して流量を検出します。

 

電磁式流量計の内部には、磁界を発生する電磁コイルと、起電力を捉える電極があります。

【コリオリ式流量計】

振動するU字形パイプの中を流体が流れると、2つのパイプの間で逆方向力が作用するという「コリオリの力」を利用した流量計です。

 

コリオリの力は物体の質量と速度に比例するので、パイプのねじれ量を測ることで質量流量を知ることができます。

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【熱式流量計】

発熱体から流体が奪う熱の量で流量を測ります。

 

熱式流量計は、温度差測定法と、消費電量測定法の2種類があります。

 

 

 

【カルマン渦式流量計】

流体が物体を通過するときに規則正しく発生する渦を「カルマン渦列」といい、この渦を圧電素子で検出し流量を測定します。

 

流体の流速と渦の発生周波数は比例関係にあり、渦の個数を検出することで流量が測定できます。

【羽根車式流量計】

羽根車式流量計は、流体が回す羽根車によって発生するパルス波を電圧信号に変換し、電圧信号から流量を測定します。

 

タービン式流量計は、構造上2つのタイプに分類でき、水車構造の「接線流羽根車式流量計」と風車構造の「軸流羽根車式流量計」に分けられます。

 

【浮き子式流量計】

浮子式流量計は、流体によって上下する浮き子の位置で流量を測定する流量計です。

 

面積流量計に大別され、テーパ管の中にフロートを浮かせる方法が主流です。

 

 

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